東レグループは、地球環境に対し、素材メーカーとして果たすべき責任を考え、環境負荷低減に取り組むとともに、安全・防災面でも地道で着実な活動を行っています。
地球上の人口は、20世紀初頭の16億人から67億人に達し、2050年には95億人まで増加すると言われています。その間、科学技術の発展と共に経済は飛躍的に成長しましたが、その繁栄の代償として、「地球温暖化」、「化石燃料の枯渇」、「水資源の不足」、「食糧不足」などの数多くの危機が顕在化しています。これらは、世界共通の深刻な問題であり、今や地球環境問題の解決を積極的に考えない企業は淘汰される時代になりました。
東レは、2008年に打ち出した「全ての事業戦略の軸足を地球環境におき、持続可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」事業方針のもと、日本の総合化学企業として、いち早くライフサイクルマネジメント(LCM)経営を推進しています。LCMは、製品やサービスをライフサイクル全体で捉え、環境負荷を低減しながら、持続的発展を目指す取り組みです。
東レは、全事業分野でライフサイクルアセスメント(LCA)を進めながら、LCAを活用した当社独自の環境貢献指標である「CO2削減貢献度」を導入しました。LCMをさらに強化するため、環境負荷低減と経済性を総合評価する手法として「T-E2A」(ティー・イー・ツー・エー:TORAY Eco-Efficiency Analysis)を開発し、自社の事業戦略策定や新規投資等における経営判断の指標として活用すると共に、産業界を皮切りに広く社会に提唱し、普及・浸透を目指します。
東レは、LCMを実践するため、環境活動の総称である“エコドリーム®”の下、エコを総合的に捉え省資源・地球環境保護に先進的に取り組んできたプロジェクト「エコチャレンジ」をさらに拡大・発展させるべく、社長をリーダーとする「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」をスタートさせ、強力に推進しています。地球環境問題へのソリューション提供によりグリーンイノベーション製品の事業を拡大し、持続可能な低炭素社会実現に向けて、先進的に取り組んでまいります。


