リサイクル活動の推進

東レグループは、多様な素材を提供するメーカーとして、資源の有効活用につながるリサイクルを推進しています。

リサイクル活動指針2004年3月制定

  1. 東レは環境負荷の低減に配慮した製品の設計・製造販売をします。
  2. 東レは環境負荷の少ない原料・製品の購入・使用をします。
  3. 東レはリサイクル事業活動やリサイクル製品の情報開示をします。
  4. 東レは自ら販売した製品のリサイクルや適正処理をお客様とともに取り組んでまいります。

繊維のリサイクル

ナイロン6繊維製品のリサイクルとして、回収循環型リサイクルシステム「サイクリード®」と、ペットボトルなどをポリエステル繊維にリサイクルする再生型リサイクル素材「エコユース®※1の2つのブランドを展開しています。

  1. ※1 2015年度より、従来の「ecouse®」のブランド定義を繊維以外にも拡張し、東レのリサイクル素材・製品を統合する事業ブランドとして「Ecouse®(エコユース®)」を新たに設定しました

回収循環型リサイクル「サイクリード®

使用済みのナイロン製品を回収して繊維原料に再生

使用済みのナイロン製品を回収して繊維原料に再生

再生型リサイクル素材「エコユース®

ペットボトルなどを企業のユニフォームや高機能スポーツウェアにリサイクル

ペットボトルなどを企業のユニフォームや高機能スポーツウェアにリサイクル

樹脂のリサイクル

家電リサイクル法の対象であるエアコンの室内機ファンのリサイクルなど、顧客との1対1の自己循環型リサイクルを進めると同時に、市場ニーズの増加に対応し、調達ソースの多様化などオープンリサイクル化を進めています。

また、フィルム屑、繊維屑など工程内派生品の活用(プレコンシューマーリサイクル)に加え、国内外グリーン調達関連の法規制への対応のため、ペットボトル屑、PC樹脂製品屑などポストコンシューマーリサイクルを推進しています。

プレコンシューマー/ポストコンシューマーリサイクル

プレコンシューマー/ポストコンシューマーリサイクル

フィルムのリサイクル

PETフィルム「ルミラー®」の製造工程で回収したPETを原料として、環境配慮型フィルムの創出や、繊維・樹脂のエコ製品への活用に取り組んでいます。

製造工程で発生する端材や回収原料の再使用

製造工程で発生する端材や回収原料の再使用

炭素繊維のリサイクル

炭素繊維は使用した製品のライフサイクル全体を通して考えると、軽量化効果によりCO2排出量を大幅に抑制できることから、地球環境問題の解決に貢献する素材として、航空機や自動車など幅広い用途で需要が拡大しています。一方で、需要拡大を背景として、市場からの炭素繊維リサイクルへの要請が高まっています。
東レ(株)はこれまで、炭素繊維リサイクル技術開発組合(2015年3月末解散)のメンバーとして、リサイクル技術の開発に取り組んできました。リサイクル炭素繊維の技術開発・用途開発は、多くのお客様と一体となって、具体的な部材・部品を検討していくことが重要です。
その一環として、東レ(株)と豊田通商(株)が共同で取り組み、提案した「革新省エネルギー熱分解法による高効率リサイクル炭素繊維製造技術の開発」が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による2015年度「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に採択されました。この新技術は、熱分解法※2による炭素繊維リサイクルにおいて最も消費エネルギーの大きい熱分解工程で、燃料にマトリックス樹脂の可燃性分解ガスを用いることにより、消費燃料の大幅な低減を目指すものです。
2016年11月には、将来の事業化を見据えて、省エネルギーなリサイクル炭素繊維製造技術を実証するためのパイロット設備を建設しましました。実証実験と併せて、リサイクル炭素繊維の用途開発も推進していきます。

  1. ※2 熱分解法:炭素繊維複合材料を加熱することでマトリックス樹脂を熱分解させ、炭素繊維を回収するリサイクル方法