水資源管理の取り組み

マテリアリティ

東レグループは水資源に関して、従来より以下の方針に基づき、水処理事業を通じた世界各地の課題解決に取り組んでいます。自らの事業活動においても、循環再利用などによる用水の有効活用と、適切な管理に努めています。

  1. 東レグループは、水は人間にとって最重要資源のひとつであること、世界の多くの地域で人々が水資源にかかわる問題を抱えていることを認識します。
  2. 東レグループは、製品・技術およびサービスを通じて世界の水資源問題の解決に貢献します。
  3. 東レグループは、地域の水資源の状況を常に注視し、貴重な水資源を地域社会と分かち合うとの基本的な考えのもと、適切な水資源管理を行います。

水の取水や使用時においては、水資源の3R(リデュース、リユース、リサイクル)に努めるとともに、排出時は水質を確認した上で公共用水域へ排出しています。

東レグループの水資源管理

東レグループの水資源管理

用水管理(2016年度実績)

東レグループの用水使用量は226百万トンとなり、前年度比2%増となりました。2001年度を100とした用水量売上高原単位指数で表すと、2016年度は59.5ポイントとなり、前年度比3.3ポイント悪化しました。これは海外関係会社での用水使用量が増加したことによるものです。

関連情報

用水量売上高原単位指数(東レグループ)

年度 2001 2012 2013 2014 2015 2016
用水量売上高
原単位指数
100 75.6 66.7 59.7 56.2 59.5

VOICE担当者からのメッセージ

「環境負荷物質の排出ゼロ」を目指します

中国では、水資源管理を強化するため、国の排水基準が強化されています。特にCOD(化学的酸素要求量)の排出基準は厳しく、排水1ℓ当たり200mg以下とされ、当社では、この基準の達成のために積極的に対応しています。
染色の精練過程で生じる排水には高分子糊剤が多く含まれており、COD濃度も高く、熱水でアルカリ性も強いため、バイオ処理ではほとんど効果がありません。そのため、当社と日本の東レグループ各社が協力して数百万元を投資し、独自の排水処理装置を開発しました。装置の処理能力は1日当たり500トンに上り、精練過程で生じた高濃度汚染水を分離・濃縮した後、糊液とアルカリ性物質を分離し、アルカリ性物質は精練過程に再利用しています。
また、製造過程では、油剤などの成分が含まれた高温の排煙が生じ、大気に影響を及ぼします。当社では、油煙を90%以上除去した後、熱交換・再利用を行うことで、油煙の減少、省エネ、CO2排出量削減を実現しています。今後もこうした環境技術を積極的に導入し、「環境負荷物質の排出ゼロ」を目指します。

孫 小波

東麗酒伊織染(南通)有限公司
水処理事業部 部長孫 小波