医療に役立つ遺伝子解析を、もっと確実なものにする。素材には、社会を変える力がある Vol.6

がんをはじめとして、医療の発展に伴い治療が可能となった病気は多くあります。 ただしそれには病気を早期発見できるかが重要なキーとなります。

ひとつでも多くのいのちを救える世界が実現するために、医療に役立つ遺伝子解析をもっと確実なものにできたら。

遺伝子の変化を感知する、DNAチップ3D-Gene®

DNAチップは、ヒトや動物の組織や血液などにふくまれる遺伝子の発現量を解析するための分析ツールです。多数のDNA断片を樹脂やガラスなどの基板上に高密度に配置し、数万にのぼる遺伝子を一度に網羅的に解析できることから、さまざまな研究分野で活用されています。
東レは、ポリマー材料技術や表面修飾技術などのテクノロジーと、医薬・医療で培われたバイオテクノロジーを融合させ、新しいバイオツールの開発に取り組んでいます。そのひとつとして、研究用の高感度で再現性、定量性の高いDNAチップ3D-Gene®を開発しました。

現在もっとも一般的に用いられているのは、平坦なガラス基板に検出用のDNA断片が固定されたDNAチップです。生体由来の遺伝子に蛍光標識をつけて光学的にそれらを検出します。
東レは、微細な凹凸構造を持つ画期的な樹脂製基板を開発し、バックグラウンドノイズを低減するなどの独自技術を完成させました。その結果、遺伝子の検出感度を従来技術比で約100倍程度増加させることに成功しました。

3D-Gene®は、研究用としてアカデミアや製薬会社で活用され、病気を早期に見つけたり病気の性質を予測するバイオマーカーの探索などに活用されています。特に、最近病気との関係が注目されているマイクロRNAを検出するため、簡単、かつ精度の高い方法を開発し、DNAチップだけではなく、解析に最適な試薬や検出装置、さらには解析受託も含めたトータルソリューションを提供しています。
国内では、既に個別化医療や先制医療を目指した実用化研究にも数多く使用されています。

医療へのさらなる貢献を目指し、基板の改良を加えたDNAチップにおいて、診断薬化に向けた開発を進めています。

人々の暮らしや医療現場を変える東レのライフイノベーション

地球環境や人・社会が抱える課題はさまざまで、特に後者が抱える課題は、国・地域の経済発展状況などにより大きく異なります。 国連ミレニアム開発目標で掲げられているとおり、新興国および開発途上国においては医療分野で解決すべき命に関わる課題が多々あり、これらは国際社会が達成すべき共通目標とされています。
一方、既に高齢社会を迎えている先進国では、医療制度・医療政策の見直しが急務となるほど、医療費の増大、医療現場の負担増大などが大きな問題となっているほか、病気にならないための健康志向も高まっています。東レグループは、先端材料・技術の強みと、これまで培った医薬・医療の経験と実績を活かし、これらの異なるさまざまな社会的課題解決に貢献していくことが「ライフイノベーション」であると考えています。

“東レ型ライフイノベーションとは”

東レグループは、創業以来培ってきた先端材料技術と、これまでライフサイエンスの事業分野で展開してきた医薬・医療材・バイオツールなどを中心としたメディカル分野をはじめとした広範な事業分野の基盤技術・ノウハウを融合させることで、医療技術の向上、予防医療の発展、医療従事者の負担軽減を促し、人々が願う「健康」と「長寿」をより確かなものにする「ライフイノベーション」を推進しています。各種の研究機関、医療機関および異業種とのコラボレーションを積極的に進め、東レグループのもつ素材と技術の活用を加速させていきます。

東レは今後も、社会的課題の解決に取り組む企業姿勢を明確に訴求するとともに、「ケミストリーの力」を駆使して、ライフイノベーション事業の強化・拡大を図ってまいります。

東レ企業CM ブルーバタフライ ライフイノベーション篇

たとえば、素材の力で、医療に役立つ遺伝子解析をもっと確実なものにできたら。
東レのライフイノベーション。

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