沿革

1990年

炭素繊維トレカ®プリプレグがBoeing社旅客機の一次構造材に認定

航空・宇宙向けFRP(繊維強化プラスチック)の強化材料として無機繊維が注目されつつあった1961年に東レはその研究に着手し、1970年にはPAN系炭素繊維の開発に成功しました。1971年、滋賀にて試験生産(1t/月)を開始し、トレカ®として販売、続いて1973年、愛媛にて本格生産設備(5t/月)の稼働を開始しました。初期は釣り竿、ゴルフシャフトなどスポーツ用具がおもな用途でしたが航空機用途でも二次構造材料として信頼性を積み上げ、1990年、Boeing777型機向けで初めて一次構造材(尾翼向け)として東レのプリプレグが認定を得ました。これを受けて、1992年、米国にプリプレグ生産会社Toray Composites (America)社を設立、1997年には原糸生産会社Toray Carbon Fibers America社を設立しました。2011年に就航した同787型機向けでは、主翼から胴体、尾翼等一次構造材のすべてにトレカ®プリプレグ・織物が採用され、これに向けて東レは独占的に供給しています。

Boeing777型機
Boeing777型機 ©Boeing

 

Boeing787型機
Boeing787型機 (写真提供 全日本空輸株式会社)

炭素繊維 トレカ®
炭素繊維 トレカ®